看護助手に資格は必要?
看護助手ならこの2つがおすすめ
必須ではないがあると便利
看護助手は介護福祉士のような国家資格は存在しません。無資格・未経験からでも始められますが、取得しておくと仕事に役立つ民間資格が2つあります。看護助手を目指す人は、以下に紹介する資格に挑戦してみてはいかがでしょうか?
「メディカルケアワーカー」
「医療福祉情報実務能力協会」が認定しているのがメディカルケアワーカーです。看護助手の業務において初めて誕生した民間資格ですね。看護助手の地位向上やスキル向上を目的としたもので、この資格を取得すれば看護助手としての能力を証明することができますよ。メディカルケアワーカーには1級と2級が設けられており、試験の合格度はどちらも65%くらいです。受験料は2級が7,700円で、1級が8,700円です。2級は年4回、1級は年3回くらいのペースで試験が開催されています。開催頻度が多いので都合のいい時に挑戦しやすい点が嬉しいですね。
2級の受験資格は看護助手としての実務経験を1年以上有していることです。受験の際には実務経験証明書の発行が必要です。実務経験がない場合でも、協会が規定する教育機関で講座を受講することで受験資格を得られますよ。試験の内容は学科20問と800文字程度の記述問題です。「看護助手の役割や看護理論」「病気や薬学の知識」「対応マナー」などの問題が出されます。1級の受験資格はメディカルケアワーカー2級を持っていることです。試験の内容は学科25問と800文字程度の記述問題で、「基礎心理」や「実技」に関する問題が追加されていますよ。
メディカルケアワーカー検定試験の概要を掲載している公式サイトを以下に紹介するので参考にしてください。
「看護助手認定実務者試験」
2つ目の資格が、「全国医療福祉教育協会」が認定している看護助手認定実務者試験です。受験に必要な条件が設けられていないので、未経験者でも挑戦しやすいですよ。看護助手としての知識やスキルを証明する資格です。講座によっては修了課題をクリアすれば試験が免除される場合もありますよ。合格率は60~80%くらいで、メディカルケアワーカーに比べると差があるようですね。年3回程度実施されているので、こちらも都合のいい時に挑戦しやすいです。受験費用は一般で7,500円、団体受験で7,000円です。
試験の内容は学科25問と記述問題5問で、正答率6割以上で合格です。出題範囲は「看護助手業務と役割について10問」「患者の理解について10問」「看護助手の基本技術5問」「基本技術に関する記述問題5問」です。
看護助手認定実務者試験の概要を掲載している公式サイトを以下に紹介します。問題例や公式教材もあるので参考にしてくださいね。